「嘘だってわかってたの!?」

中学時代から15年余りのオタク仲間に友やめされた話
相手は元々虚言癖があって「ここだけの話だけどあのアニメの原作者は父の友達で
私を可愛がっててくれててあのヒロインのモデルは私」
「ここだけの話だけどあの大手同人作家さんにすごく気に入られてて
いつも呼び出されて原稿を手伝ってる」みたいな見え見えの嘘を時々つく
昔はそれで周りに嫌われたりしてたけど高校以降は私ぐらいにしか言わなくなったし
他人に具体的に迷惑かけるわけでもないのでまあいいかと思って聞き流してた

そういえばここ二、三年その手の嘘を聞かないな…と思ってたら
この前会って話してた時に真剣な顔で「実は以前よく話してた同人大手のＡさんや
Ｂさんとの話、あれ全部嘘だったの…」と打ち明けられた
今更白々しく驚いてみせる気にもならなくて「あー、まあそうだよね…
でもそういう時期があった人って案外いるんじゃないかな」みたいなこと言ったら
「嘘だってわかってたの!?」とショックを受けた様子で席を立ってしまい
その日のうちにSNS系も電話も全部ブロックされた
自宅の場所とか勿論知ってるし連絡取ろうと思えばできるんだけどその気にもならない
どっかの時点で嘘を指摘してあげるのが友達としての筋だったんだろうなとか
あの時驚いてあげればよかったのかとも考えるけど正直それほど彼女の嘘に興味がなかったし
面倒だからもういいかなという気持ちが強いのでこのまま縁が切れると思う

霊感あると言い出す「自分は特別な存在だ」と思いたい
まぁ思春期によくある時期というか厨二病の強かったやつだよね

そんな面倒くさいのと関わってても時間の無駄だから
縁が切れても良かったんじゃない？