実は自分は医師で、（私）さんの治療に疑問がある、その手術はもしかするといい結果にならないかもしれない

数年前の話です
好きだった字馬がいた
萌える作品を書く人で、はじめは早いペースで短編を書いているなと思ったら、実はそれらが後で全てつながりどんでん返しが起こるというしかけで、界隈でかなり話題になった
温泉だった字馬が初めて本を出すことになり表紙を頼まれたけれど、私が入院治療が必要な病気になり、病名を明かして表紙の件は断った
その時は身体を気づかう言葉があって、表紙の件も納得してくれた
幸い信頼できる専門医に出会い治療方針も決まり手術を翌日に控えて入院していた日の夕方、字馬からDMが来た
「実は自分は医師で(本名、勤務先、診療科を明かしたので医師なのは本当)、（私）さんの治療に疑問がある、その手術はもしかするといい結果にならないかもしれない、自分（字馬）ならこういう治療をする……急にこんなこと言ってごめんなさい」という内容
手術日は知らせていたので分かっているはずなのに、いきなり何を言い出す？なぜ横槍を入れるようなことをしてくる？「いい結果にならないかも」って何？？？と猛烈に腹が立ち悲しくなり、最悪の気分で手術日を迎えた
手術自体は成功したけれどしばらくTwitterは浮上せず、だいぶ回復して落ち着いた頃に久しぶりにツイを見たら、その字馬が「無知ゆえに間違った治療に頼って病気を悪化させた人がいる…手術したけど上手くいってないようだ、残念だ」という主旨のことをつぶやいていて、暗に私のことを指していると、分かる人には分かる内容になっていた
頭が真っ白になり、その場で即ブロックした

字馬は交流好きなこともあり界隈でもフォロワーが多い垢になっていてどうやっても目につくので、ジャンル自体が見られなくなり、まだ未練があったけどツイ支部全て消してジャンルを去った
リア友や仲良しの相互に根回しして分かってくれたので、幾分心は落ち着いた
字馬のことはもうトラウマで大嫌いだけど、一番好きだった作品のセリフは今でもいくつか覚えていて忘れられず、作品に執着がある自分に葛藤がある

先日たまたまその字馬の姿を見かけて本当に倒れかけたので、気持ちを落ち着けるためにこちらで吐き出し