友人の本の表紙を描いたらイベントで厨が描いたという場面に遭遇

流れぶった切って夏の合戦参加者の皆様お疲れ様です。
夏が来ると思い出すので多少のフェイクありで長くなってしまいますが一つ。

当方虹絵元サイト持ち(現在閉鎖中)で、活動は主に渋と呟き、たまにオフのドピコ。
漫画も小説も読むのは大好きだけど、小説は納得できるものが書けなかったため諦めた。
数年前、現在も好きなジャンルで知り合った字書きの方と仲良くなった。
サイト教えてもらって、自分にとっては理想の字書きさん(以下X)で、心底惚れ込んでいる。
そんなXから｢今度オフ本を出す予定なのだが、表紙と口絵を描いてもらえないか｣と打診。
もちろん二つ返事で快諾、イベ当日まで顔合わせは出来なかったが
Xとは携帯+すかいぷでリアルタイム相談が可能な状態。
イベは一次作品のみのオンリーで、虹イベにしか行った事がなかった自分には新鮮だった。
(どうせ一人で行くからチケ余るしサクル時間に来れるならあげるよ、と言われホイホイついてった)
Xには折角だから好きに周っておいでーといわれたが、こちらもオフ経験があるので
トイレだの何だのでどうしても席を外したい時や、予想外の人だかりで人手が欲しいのも判る。
なので30分おき位にスペに戻る感じでうろうろしていたのだが、戻った時にちょっと揉めていた。

普段は温厚そのものの声音の人なのに、その客に対して嫌悪感丸出しの声だったのでビビったが
話を聞いてみると｢この表紙絵は厨ちゃんが描いたもの！だからお礼として本よこせ！｣って事だった。
まさか自分の騙りと直接遭遇するとは思ってなかったのでこれにもビビる。
Xが戻った自分に走り書きで｢名乗り出るな、○○(私)に被害が飛ぶ｣と死角から見せてきたので黙っていた。
｢絵をあなたに依頼した覚えはない。そんなに言うならCを描いてみろ｣とノートとペンを厨ちゃんに差し出した。
A×Bの話で、CはAの親友。サイト掲載している分にはCの名前だけで、身体的特徴の記載はなく
その日初出のオフ本に書き下ろしとして結構重要な役割として出たキャラ。
｢そんなの描けない！だってどんなキャラか知らないもん！ﾌｼﾞｺﾌｼﾞｺ！！｣と厨ちゃん爆発。
｢描けない？どんなキャラか知らない？じゃあこれ誰だよ｣と本を開く主。
つき付けたページには書き下ろしの口絵でAとC(AとCは特徴が少し似ているがBとは似ても似つかない)が。
｢厨ちゃんこんなの知らない！誰かが厨ちゃんのフリしてﾌｼﾞｺｰｰｰ！！！｣と更に爆発。

｢あなたが知らないのならそれはそれで結構、私はこの絵を描いた人に依頼したのであって、あなたじゃない｣
と一切取り付く島なしのX。身長はそれ程でもないが声が低く中性的な顔のXの威圧感パねぇｗｗｗ
とか自分の事なのに他人事みたいに傍観してたら、どうやっても本がもらえないと悟った厨ちゃんは
｢アンタみたいなドヘタクソが書いた本なんかｲﾗﾈｰﾖ！！高すぎて誰も買わないからもらってやろうと思ったのに！｣
と捨て台詞を吐いて人ごみに消えてった。両隣のサクルさんは｢変なのに狙われましたねー｣と苦笑。
その後はマガ購読者限定のリク受けや表紙絵で立ち止まってくれた方とのお話で和気藹々としてた。
当の自分はXの本頂いて、アフターという名の萌え語りをして無事帰宅。
その後厨ちゃんがサイトに沸いたのかは確認できていない(教えてくれない)が、自分の所には来ていない。

自分の絵はちょっと練習すれば真似できる程度のものなので、あの場面でCの名前を出したXの機転と
こちらに飛び火しないように私が本人だと言わなかった優しさに惚れ直した。