同人友達をやめるとき@85
A(女)は男性が多いジャンルで出会った、数少ない同性の同人友だった。
このジャンルでは、女の子に幻想を抱く男同人者と、チヤホヤに舞い上がる女同人者のトラブルも、ときおりあった
だがAは真面目で固い子で、異性と話すだけで身構えたり、女同人者を見下す男同人者につっかかったりして、トラブルを起こすタイプだった。
だが、私がジャンルの男同人者と結婚することが決まると、Aは豹変した。
ジャンル大手の男同人者に擦り寄ったり、約束をドタキャンしたり、女同人者の悪口を言いふらしたり。
私もドタキャンされたり、特に男女関係に関する悪口を言いふらされたりした。
それに乗っかって騒ぐ人もいたが、ジャンル的にはお祝いムードの方が大きかった。
そのためAは、ジャンルで浮いた存在になってしまった。
私も結婚準備のため忙しくなり、遠くから石を投げてくるが近づいてはこないAに構っている暇はなくなった。
そのころAがネット経由ですりよってきたが、切迫早産になりかけていて、構っていられなかった。
飯とトイレ以外布団から出るな→入院という状況で、メールなんかもぜんぶ夫に任せていた。
出産後も育児が忙しくて、同人に復帰できたのは数年後となった。
夫も同人者だから、これはすんなりいった。
そのころ知ったのだが、同時期Aは婚約までいった相手と破綻していたらしい。
相手は同人とは無縁な人で、Aはその相手とでは同人ができないと、相談もせずに絶望。
言動がおかしくなって、結婚はいったんやめましょうってことになったそうだ。
そのとばっちりが、私やジャンル者に来ていたようだ。
ただ同人できないといっても、ジャンルにはエロもBLもない。Aは海鮮。
だけど同人で活動してみたい、注目を浴びたいという気持ちは大きく、活動の方法を夫に相談していたそうだ。
が、結局同人誌は作りかけで完成せず、これまでの言動でジャンルの交流は悪口好きな人のみとしか残っていない。
それで私と寄りを戻そうとしたが、それも失敗した。
私がジャンルのサイトを作った時、Aらしき人から「サイトを作るから完成したらリンクして」といったメールが来たが、
結局サイトができたという知らせはなく、今にいたる。
子どもはもう私よりでかくなって、同人はやってないが、充分オタクだ。
引用元:同人友達をやめるとき@85
コメント