原稿書いてる最中に声に出して文章読む

友達は字書きで私は絵描き、萌えのツボがあうのはもちろん性格にもなんの不満もなく、 
むしろ優しくて気配りも出来る子なのでうへる要素なんてこれぽっちもなく付き合っていた 
その友達から原稿合宿をやりたいと言われて去年の秋にやったんだけど、 
原稿書いてる最中に声に出して文章読むんだよね 

「『AはBにキスをした。Bは驚いた』…『AがBにキスをして、驚きにBは目を丸くした』？ 
いやでもBはドライブした夜にAが自分のこと好きだって気付いてるわけだから、Aが顔を寄せてきた時点で察するか… 
『AからのキスにBは驚いたふりをしてみせた』？うーん…」 

言い回しに悩んだときなんかに、普通に喋るボリュームの声でそこまでの情報を整理しながら↑のような独り言を言い出す
「声でかいｗ」と注意すれば一旦は収まるし、終始言ってるわけじゃないんだけど気は散って原稿は進まない
なにより原稿が完成する前に新刊の内容がほぼわかってしまったことにうへ
もうこの友達と原稿合宿は絶対やらない

まあ「声に出して読む」は、「絵を裏返して見る」ような、基本的な確認テクニックだからな
この友だちとではなく、字書きとの合宿をしないか、書いたものを確認しない字書き限定にするしかない

でも新刊の内容がわかっちゃうのはお互い様じゃないの？
絵を隠して描いてるんじゃないんでしょ？