前方を凝視しながら聞き取れないくらいの小さい低い声で何かブツブツ言いだしてひたすら車を走らせていく

姉が怖かった話を思い出したので投下 

数年前、姉が運転免許を取った 
自分はちょうど修羅場中で毎日夜中まで起きて原稿やってた 
深夜2時過ぎた頃、姉が起きてきて「目がさめちゃったし、運転慣れたいからドライブ行こう」と言いだした 
〆切１週間前だからイヤ、と断ったが「近所一周するくらいだから」と言うので渋々付き合うことに 
順調に走りだして、どのへんまで行く？とかあんた今描いてるのもホ*なの？とか話してたと思う 
ところが、近所で「出る」と噂があるトンネル通ったあたりで姉の様子が変わった 
前方を凝視しながら聞き取れないくらいの小さい低い声で何かブツブツ言いだして 
こちらが声をかけても反応せず、ひたすら車を走らせていく（なぜか信号とか交通ルールは守ってた） 
赤信号で止まってる間にゆすったり猫だましかましたりしたけど全部無駄 

由比ヶ浜に差し掛かったあたりでいきなり「あれー、こんなとこまで来ちゃったー」とか言い出す姉
なんかもう全てがどうでも良くなって穴埋め4コマのネタを考えてた自分
結局、近所一周だけのはずが横浜市内から出発して鎌倉の海岸沿いを走りながら日の出を見る羽目になった
帰宅後、「急におかしくなって怖かったし原稿やる時間なくなるしでどうしてくれるんじゃゴラァ！」と姉にクレームをつけたが
「おかしくなんかなってない、多分もうちょっと走りたくなっただけだよ！あとホ*漫画なんか別にいいじゃん」と逆切れされた

そんな理由で基地の真似する人の方が怖いわw