私達はよくスカイプチャットをする仲で、
同人話だけではなく、Aの私生活の悩みをたまに聞いていた。
しかしAの悩みにアドバイスをすると、Aは決まってデモデモダッテと私のアドバイスを聞き入れない。
あーそうか、こいつは本当にアドバイスが欲しいんじゃないんだなー
自分の中にすでに答えがあって、私にそういう言葉を言って欲しいんだなー
男なのにスイーツっぽいなぁめんどくせぇ、と毎度思ってた。
しかし縁を切れないのは、Aとの創作話は誰とするよりも楽しかったからだ。
Aは一次創作で活動しており温泉で、さまざまなジャンルでSSを書いていた。
質より量派で、早く・たくさんの作品をアップすることにこだわりがあるらしく、
中身はどこかで見たことのあるようなものばかりだ。
聞くと「一応○○(バレンタインとか、5月に関係するものとか)なテーマがいいんだけど」と
ほぼ真っ白に近いイメージではあるが、漠然としたイメージはあるようだった。
私はしょうがないなぁと思いつつ、じゃあこれは?あれはどうだろう?と案を出してあげた。
するとAは「でもそれは~~だし」「~~かぁ、イメージと違うんだよねw」とデモデモダッテを繰り返す。
最終的に私が「私にはこんだけの案しかだせないよ。すまんねーAのお眼鏡に叶う案が出せなくて」と
ほぼ半切れで話しを一方的に終わらせる。
それに対するAの相槌は、「いや参考になったわー。なんか書けそうだし書いてみるわー」だった。
私がマンガの住人なら、額に数え切れない量の青筋を浮かべていただろう。
私がAとの会話で出した案を、なんとAは後日そっくりそのままSSにしていたのである。
原案が私であることはもちろん書いていない。
それは私が「原案者:私って書いておいてね!」といわなかったから他ならないのだが、
そもそもそう口にしなかったのは、Aが私のネタに一個も頷かず、
まさか使われるとは思っていなかったからである。
しかし、それでも「その案使うなら私の名前書いてよw」とは言わなかった。
なんかもうゲンナリしてどうでもよくなったからである。
1ヶ月ほど連絡を取らない期間があった。
久しぶりにスカイプを飛ばしてきたと思いきや、再び「ネタがない」と言い出した。
私「やだよ。どうせアンタ私の案じゃ納得しねーじゃん」
A「いやー、でも思いつかないからさぁw」
私の台詞に否定しねーのかよ否定しろよ、
つかこちとらアンタのネタ製造マシーンじゃねーんだよと行っておきたかったが堪えた。
前回は具体的に案を出してやったが、
今回は「8月なら海水浴でいいんじゃね?」と投げやりな回答をいくつかしてやった。
Aは相変わらずデモデモダッテだったが、私はそっけなく対応しておいた。
アドバイスを欲しがるAには何をいってもデモデモーダッテーしか帰ってこないことに気が付いた。
付き合っていた私も相当バカだと思う。
その後、3ヶ月ほどチャットはしていなかった。
ある日久しぶりにAから話しかけられると、いよいよ気が狂ったのか、
「○ヵ月後に身内の結婚式があるんだけど、
そこで趣味で声劇やってる友達を集めてボイスドラマを作って流そうと思うんだ!」
と嬉しそうに語られて(‘A`)(‘A`)(‘A`)そしてドン引き。
身内っておま……、人類全員がオタクだと思ってるの??
つかオタクでも人生において重要イベントである結婚式でそんなの嫌だよ!!
とりあえず絶対やめろと何度も念を押したあと、Aとは連絡を取っていない。
Aは最後まで、なら時間を短くすれば聞いてもらえる……?
内容がファンタジーじゃなくて現代ものなら聞いてもらえる……?と盛大に誤解釈をしていたが。
結婚式がどうなったか、私は知らない。
でも凄くスッキリした・・・・・・
引用元: ・同人友達に(‘A`)となるとき90
コメント
コメント一覧 (3件)
会社の現場改善案の話で、集会して案を出し合ってリーダ一がまとめる形なんだが、そのリーダーはAと全く同じだった。後で休憩時間や仕事中に勝手にぬけ出して個人的に自分の案として上司に直接言ってたww案が実現したら私天才☆的な感じで案を人前で貶された何人かは怒っていた。バカにしながらいいもん見っけ的に考えてるんだろうな。
そのリーダーは形にするのもプレゼンテーションの力もあって、コミュ症気味な自分は嫉妬もあるのかも知れんが、感謝のない奴には恵んでやるこた一ないと思った。
乙ですた(´・ω・`)っ旦
私はいつも複数のデモデモダッテちゃんにやられる
グループで何かしよう→集まるも世間話してダラける→痺れを切らしてアイデア出す→デモデモダッテ→アイデア→デモデモダッテ…→A「最終的に◯◯が良くない?」B「A天才!じゃあ◯◯も足そう!」C「いいね!最後はこうしよう!」→全部私が出したアイデアですやん…
もらった案に「なんか違うw」とか言っておいて普通に使うって嫌だなあ