「あなた達は運って信じますか？」

宗教関連でだいぶ昔のことだけど思い出した 
長くなったけどごめん 

高校1年の頃友人と2人イベント帰りに書店に立ち寄ってどの漫画があれだとかこれいいよねとか話していたら知らない母娘が近づいてきた(今思うと母娘の関係かどうかも怪しいが面倒なのでこの表記で 
話しかけてきたので何だろうと思ったら最近引っ越してきたばかりでこの子には友達がいない、お二人は詳しいみたいだしこの子もマンガやアニメが好きなので良かったら仲良くしてあげてほしいとのこと 
まあ別に良いかとその日はメールアドレスを交換して終わった 
数日後一緒にお茶をしませんかとその子から私と友人のもとにメールが届く 
友人とそういえば忘れてたとかどうする？みたいに話し合った後まあ1回だけなら…と了承の旨を返信 
当日集合したらそこにいたのはニコニコしたあの母娘 
今日は初めてだしせっかくだから私の家でお茶にしましょうとほぼ押し切られる形で困惑する私と友人は車に乗せられアパートに到着 
 

車の中で私と友人がやばくね？？？ってなっている間娘は楽しそうにあのアニメはどうとかこれ買ったんですとかいろいろ話しててそこまでは少し何かがぶっ飛んだ親子なのだろうかと思ってた
中に入ると知らない大人の女の人が二人座布団に座っていてニコニコしている
あ、どうも…みたいに挨拶してすすめられるまま座布団に座りお茶も出されさあどうするかとなって母が切り出した
「あなた達は運って信じますか？」
あちゃーと思って友人をチラ見したら同じような顔してた
私たちはこの教えを信じていたから秋葉原の連続○人に遭遇しても生きのこっただの脱線事故の電車に乗らずにすんだだの聞いてて胸くそ悪くなる話しかしてこなかった

そういえばあなた達は神社とかで買うお守りって持ってる？今すぐ捨てなさい、こっちの方がいいからと言われた時は私持ってないんですうとか無理やり2人で誤魔化した
あとどうでもいいけど母娘と女の人2人が持ってた携帯がウィ○コムの同機種なのを見て配布かな？とか思った
このままじゃやばいと私はとっさに「○○！(友人のあだ名)そういえば今日塾じゃん！遅刻したら志望校受かんねーぞ！！やばいやばい！」と時計を見て言って友人もノッて「やばいすわあ受験は運とか関係ないですからねえ」と必死に帰りたいアピール
あらそうなのごめんね長くなっちゃってとまた駅まで車で送ってもらった
車の中でよかったら入信考えてねとか本当にいいことあるからとか言われて分厚い冊子をもらった
駅のゴミ箱に捨てた
あれからちょくちょく娘からメールきてたけどもちろんスルーだしもう友達増えなくていいやと思った若い頃の過ち