Aが自分の払ったお金は1円までキッチリ清算していたことや、私が損をするタイプの「このくらいでいいよ」という割り勘には異議を唱えなかった

よくあるお金のやり取りでのやめ話。フェイクあり。 

私… 学生(当時) 
A… 社会人。歳は離れているがフランクな関係 

友人Aと意気投合し、初めての合同誌を出すことになった。 
なんとか本が発行され、印刷代をAがカード払いしてくれていたので、イベント当日に印刷代を払い、その日の売り上げも半分にした。 
そのイベントで余った本を通販に回したが、手続きに慣れている関係でAが通販作業をしてくれることになった。 
ここまではとても順調だった。 

その後、売れ行きを見て本を刷り足すことになり二人で喜んでいたが、Aの私生活がごたついていたこともあり、再販分の諸々の作業は私がやっておくことになった。
数ヶ月先に東京に行く予定があったので、ちょうど開催するイベントで合同誌も売ることにした。

再販分も入稿し、Aに連絡した時、そういえばAがやっておいてくれた通販完売してたね、売上はどうしよう？と私が聞くと、
Aは通販分の売上がよく分からない、あと今はお金に余裕が無いので落ち着くまで待ってほしいと言ってきた。

続きます

この時点で嫌な予感はしたが、とりあえず落ち着くまで待つと連絡した。

イベント日が来て、予定通り本を売って、余った分をまた通販に回した。
どの程度出たかをAに連絡したが、この時お金について何度も連絡するのが心底面倒だった為、「何度も連絡取るのも悪いから、今回の通販も全て売れたと考えて、Aの印刷代を引いた額をもう先に入金しておこうか？」と提案してしまった。
Aからは「そうしてもらえると助かる」と返事が来たので、計算して、提案通りAの口座に入金した。
1度目の通販分に関してはよく分からないので、またちゃんと連絡が欲しいと伝え、了承を得た。

しかし1カ月経ってもAからは連絡が無い。
SNSにはよく浮上しているが、他のジャンルに移り気味で、会話も無かった。
催促するのが気が引けたが、音沙汰が無いため、Aには前に話したお金はどうなっているか教えてほしいと私から連絡を取った。
するとAからは、「何の話？もう済んでるよね。」とドライなメッセージが来た。
焦った私は「前のやりとりを読み返して欲しい」と送ったが、「携帯替えたから残ってない」と冷たく、私の方に残っていた履歴のスクリーンショットを送ることでやっとAは納得した。
Aは謝ってお金を返してくれて、その場は収まった。

しかしそれがきっかけで、
Aが自分の払ったお金は1円までキッチリ清算していたことや、私が損をするタイプの「このくらいでいいよ」という割り勘には異議を唱えなかったこと、
Aが社会人であり、生活に使う品にはお金をすごくかけていて、もともと好ましく思っていた部分をそう思えなくなってきたことなどにどんどんウへってしまい、結局連絡手段を全て断ってしまった。
面倒だったこともあって、合同誌はそれ以降誰ともしていない。