引用元:【管理人に】新・サイト乗っ取り・煽り厨警報66【なってあげます】
Aとは十年来の付き合いがあり、オタクな催しに一緒に行ったり
オタク以外でも普通に買い物や食事に行ったりして仲良くしていた。
お互いオタクだったが漫画やアニメでハマる作品がかぶることはほとんどなかった。
だが、ひょんなことからAがハマッていた作品に私がどっぷりハマってしまい
それがきっかけでこれまで以上にAと仲良く遊ぶようになった。
「実はサイト持ってるんだ、よかったら見て」
と教えてもらったAのサイトはとても雰囲気が良くて虹イラストがかなり自分のツボだった。
二人で萌え話をするのが更に楽しくなり、Aも楽しいと思ってくれたらしく
サイトの日記によく私の事を書くようになった。
日記の話題にされる事ははもちろん私の了承済みです。
「今日はB(私)と飲みに行って心ゆくまで作品に付いて語り合った、萌え~」
みたいな感じで度々私がAの日記に登場する事で何か釣れたらしい。
変なメールが来たと言ってAから見せられたのは、このスレでよく見かける
「日記を消せ、もうBとの事なんて書くな、迷惑だ」
といった感じの典型的な日記消せ消せメールでした。
その頃はまだこのスレは誕生しておらず、厨メで報告が相次いだ頃。
サイトののっとりなんてものが存在することすら知らないAは
全く知らない人からいきなりそんなメールが来て、
「私、何かまずい事書いたのかなあ」とかなり困惑している様子。
私ものっとりなんて本当にいるのかと半信半疑ながらも、世の中には他人のサイトを
勝手に自分のものだと騙る人がいるらしいからもしかしたらそれかもしれないと助言。
Aもまさかそれはないだろうと思いつつ、
「ここは私のサイトだから自分の好きなように日記を書きます、嫌なら見ないでね」
とオブラート100枚ほどに包んで返信。
(当時Aも私もスルーすると言う選択肢を思いつかなかった)
フジコメールと言っても言葉使いはごくごく普通で、むしろ丁寧な口調。
「このサイトを友達に自分のサイトだと言ってある。私にBなんて友達はいないから困る」
「Bと遊ぶ暇があるなら○○のイラストを描け」
「もし自分のサイトじゃない事がバレたら本当に困る、私が可哀想」
「サイト貰ってあげる」
丁寧な口調でも内容は自分勝手な要求ばかり。
私が可哀想は本当に書いてあったw
根が生真面目で優しいAはそんな厨メールに、嘘は良くない、友達には正直に話して
ちゃんと謝った方がいい、サイトはあげられない、と真っ当な事を書いて返信した。
その後数週間に渡ってAと厨とメールのやり取りが続いたらしいのだが、
Aがどれだけ断ったり諭したりしても、厨はどれだけ自分が可哀想かという
斜め上な保身メールばかりを送ってきたらしい。
それでもいつかはわかってくれるだろうと、Aは根気よく厨に諭しのメールを返信していた。
しかし、そんなやさしいAの態度に厨が増長したのか、わかってくれるどころか
だんだんと要求をエスカレートさせてきた。
Aは厨とのメールのやりとりにうんざりしながらも、サイトの更新は続けていた。
いつものようにサイトの日記に私と食事した事を書いたら、増長していた厨から
丁寧な口調はそのままだがこれまで以上にフジコったメールが来た。
その時の日記には私がレストランで笑える失敗をした話をネタにしてあったせいか
「そんな馬鹿な友達は私にはいない、消せ、もうBの事なんか書くな」
と言った内容だったらしい。
(よほど酷い事が書かれていたのかAは私に実際のメールを見せてくれなかった)
「見ず知らずの人の悪口を書くような人に自分のサイトを騙られるのは我慢ならん、
このサイトがあなたの物でない事をサイトはっきり告知するので覚悟しろ。
告知まで一週間の猶予をやるからちゃんと騙っていた友達に謝っとけ」
と今度はオブラートには包まずに返信。
さらに今後一切厨からのメールには返信しないからもうメールを送ってくんな、
もし送って来たら告知と一緒にそのメールも載せるからな、とも通告。
一週間後、Aはサイトのトップページにイラストを一枚アップした。
そのイラストは私とAが大好きなキャラが立っているイラストで、そのキャラの肩には
他のキャラのものと思われる手が添えられていると言う、一枚のイラストを半分に切り取ったようなイラストだった。
そのイラストに付けられていたタイトルは、「管理人の証明」。
「訳あって私がこのサイトの管理人である事をリアル友人に証明する事となりました。
真の管理人はこのイラストの完成版を今後一ヶ月間いつも持ち歩いています。
それを見せる事が管理人である証明です。
忘れた、今は持っていない、失くしたなんて言うことは絶対にありません。
完成版は一ヵ月後にサイトに掲載します。」と告知。
Aは自分のサイトの事を教えたのはリアル友の中でも私だけだったらしく、
この告知をした後すぐ私にAは少し恥ずかしそうにイラストの完成版を見せてくれた。
完成版は好きキャラの横にはきっと次にお気に入りのキャラが立っている
イラストだと思っていた。
その予想は当たっていたのだが、さらにその横には主要キャラから脇役までが
ずらりと並んでいるかなり横に長い超大作だった。
管理人以外には絶対に真似できないだろう。
告知と共に、申し訳ないが質問やお問い合わせには一切お答えできませんと
書いておいたおかげか、ひやかしメールなど一切届く事無く一ヶ月後を向かえました。
完成版をアップした所好評を得たようです。
メールしてくんなとしっかり釘を刺しておいたおかげか、その後厨からはメールはなく、
厨がちゃんと友達に謝ったかどうかはわかりませんがのっとり事件は解決となりました。
サイトは騙れても絵の腕は騙れないよね
すげー友人かっこいいな
コメント
コメント一覧 (1件)
イイハナシダナー