例えば1色刷で背景広範囲に渡ってベタを塗ると、ムラ状になった印刷物がかなりの割合で
混ざってきます(グラデーション状態)
これは、経費節減で使用しているインク量を控えめにしているということでしょうか
通常締切を守っているので、乾燥時間を考慮しているわけではないと思います
また、FCの場合はどんなにベタ面が多くてもムラを感じたことはないのですが
機械は異なるとはいえ、原理としてはCMYKの4色刷ですよね?方式がまるで
異なっているのでしょうか
>1色刷で背景広範囲に渡ってベタを塗ると、ムラ状になった印刷物がかなりの割合で
混ざってきます(グラデーション状態)
よくあります。腕のいい職人さんでもこうなってしまうことが多いのです。
そもそも印刷機のローラーは同一方向に並んでおり、実質印刷のドラムに
当るローラーも一本だけです。『一部分だけインクを多くする』
というのはほぼ不可能に近いのです。
特に同人誌印刷は部数が少ないですから、インクの調整だけで100部の発注に対し
100枚近くインク調整用のためし刷りが必要になったり、インク調整をしても
一度機械を止めるとまた元のインク量に戻るまでに2・30枚はかかってしまうのです。
『裏写りしない限界』を求めていくと、グラデ状になってしまうのも
しかたないのです。しかもベタが広範囲に及ぶとさらに調整が難しく…。
フルカラーの場合でもムラは起こっていますがローラーを4回かけるので
ムラが判りにくいのと、そもそも機械のクオリティが格段に違います。
あとは118さんの説明通りです。
同人印刷で一般に『オフ』といわれているものは『軽オフセット』と
言われるものであり、フルカラー印刷にくらべて簡易的な印刷ですので
クオリティはある程度限界があると思ってください。
あと、ここでも言ってますが基本的に『ベタは少なめ』のほうが綺麗に仕上がります。
それから、印刷所によって得意な色が違うケースもあるんですが
ムラになりやすい色と、そうでない色があるんです。
皆さんが普通に絵の具でムラが起きやすいなぁと思っている濃い色は
印刷でもムラになりやすいですし、黄色など明るい色はムラになりにくいです。
(インク成分により例外あり)
CMYKはドットで様々な色を表現するのに対して(茶色のベタならC30%M50%Y50%)←数値は適当
色刷りはそのものの色で表現するから(茶色のベタなら茶色のインク100%)
ムラになりやすいと思う
グレスケ50%と黒ベタなら黒ベタのほうがムラになりやすいのとおんなじで
でも色刷りでムラになったことないなあ
安すぎる印刷所なら、まあ仕様としかいいようがないような
なるほど、そういう理屈なんですね。
色インクで出すベタ特有の存在感が好きなので、どうしてもやりたいときは
リスクを覚悟した上で明るめの色選択や濃度控えめを心がけようと思います
お二人とも、ありがとうございました!
本文データ・全ページ文字だけ・納期充分(1週間~)でも
ページによってインク濃度が変わることがあるのは何故?
全面ベタみたいな原稿の作り方の問題じゃなくても稀にある
・インクの調整や刷る時の圧力
・何枚か刷るうちにインク濃度が変わる
・紙の端っこのインクが薄くなる
なんかが>>117-119や小説スレで見かけた原因じゃないかなな意見
自分はグレスケ600dpi・PDF・80P前後・×短納期で見開きページムラになりました
ただ、短納期じゃないといっても超都市合わせ繁雑期だったのが原因かも
はい。私が>>119で申し上げたことと同じ理由です。
文字モノだけだとしてもグラデ状になることはあります。
こればっかりは軽オフセットの取って出し印刷である
同人印刷では起こってもしかたのないことなんですよね…。
部数少なくて軽オフセットでは限界があります。
左右ページの濃さが違うんだけど>>119ですね
二値なら防げるというわけでもなさそうなので
次回は綺麗に印刷されることを祈ります
ありがとうございました!
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