同人は無理して他人の萌えに合わせるものじゃないと思う

高校からのリア友かつ同人友の話 

あるとき同じアニメに大ハマりし、最愛キャラAもカプBA(BL)も一緒になったので合同誌を出すことになった 
お互い私生活が忙しく実際作ったのは一年後だったけど、こまめに連絡取ってページ数や内容の雰囲気や締め切りなど、ちゃんと話し合っていた 
詳しい内容は秘密で進行状況しか教えてもらえなくても、完成して読むのが楽しみだななんて楽観的に待ってた 

そうして友が実際に描き上げてきた漫画はどう見てもAC(ノマ)だった 
BA前提なんだと言われてみればそういう風味に見えなくもないが、やっぱりACだ 
びっくりしてたずねたところ、どうやらしばらくの間に一番好きなCPが変わってたらしい 

それなら話し合いのときにBAとACの合同誌にしたいと言ってくれたらよかったのに、とか 
合同誌は諦めてと言われても納得したのに、とか 
直前までBA本作ろうって楽しそうにしてたと思ってたけど無理してたのかな、気付かなくてごめん、とか 
頭がいまいち整理できない状態の私に友が「ページ数余ったからもう一本描いてきた」と見せてくれた漫画はCD(百合) 
ちょっと私には理解できない行動だった 

カプごちゃまぜのよくわからん本になるがスペース取ってたし、売れなくてもイベントの雰囲気楽しめればいいかと発行はした
そして値札に書く内容紹介文考えてるときに「カプ色々だから短文でまとめるの難しいな、どうしたらいいと思う？」と聞いたら
「BA本って思って作ったんだからBAとだけ書いとけば良いじゃん！」
と言ったこともうへ
いやでも中身はBAでACでCDだから、BA本ですって書いたら詐欺だろうと

「また一緒に出そうね！大丈夫、次もちゃんとBAに合わせるから！」
と言われたけど、やんわり断った
合わせてくれなくて良いです
一番じゃないけどまだまだBAにも萌えてるから描きたい！ってわけでもなさそうだし
今回BAに描いたよって持ってきた漫画はACとCDだったし
何より、私と一緒に出したいって思ってくれるのは嬉しいんだが、同人は無理して他人の萌えに合わせるものじゃないと思う

他ジャンルの話や一緒に遊んだりは変わらずするが、合同誌は二度と出さないだろう